面接官が見ている「言葉の裏側」とは?
- TADANAO TSUDA

- 4 日前
- 読了時間: 3分
面接は「正解を暗記して答えるテスト」ではない
いよいよ書類選考を通過し、面接のステージへ。準備に余念がないことと思います。 しかし、志望動機や自己PRを台本のように丸暗記していませんか?
私自身、これまで数多くの面接に立ち会い、様々な経歴を持つ方々とお会いしてきました。その中で確信しているのは、「面接官は、流暢で完璧な回答を聞きたいわけではない」ということです。
面接官が見ているのは、用意された言葉そのものではなく、その「裏側」にあるあなたの人柄、思考のプロセス、そして「一緒に働いた時のイメージ」です。今回は、面接官がよく聞く質問の裏で、本当に知りたいと思っている3つのポイントを解説します。
面接官が本当に知りたい3つの「裏側」
①「退職理由」の裏側:課題にどう向き合う人なのか?
「なぜ前職を辞めたのですか?」 この質問の裏側には、**「不満や壁にぶつかった時、他人のせい(他責)にする人ではないか?」**という意図が隠されています。
ネガティブな理由(人間関係や待遇への不満など)をそのまま伝えるのはNGとよく言われますが、無理に嘘をつく必要もありません。大切なのは、「その状況をどう改善しようと行動したか」、そして「その経験を踏まえて、次はどうしたいのか(ポジティブな未来)」を自分の言葉で語れるかです。
②「志望動機」の裏側:自社のリアルな環境で定着できるか?
「なぜ当社を選んだのですか?」 この裏には、「うちの会社の良い面だけでなく、泥臭い部分やカルチャーも含めて理解し、マッチしているか?」という確認の意図があります。
ホームページに書いてある理念を褒めるだけでは不十分です。「自分の〇〇という経験(強み)が、御社の〇〇という課題解決に活かせるから」といったように、企業側のメリットと自分のWill(やりたいこと)が交差するポイントを語ることで、説得力が増します。
③「逆質問(何か質問はありますか?)」の裏側:仕事への解像度
「最後に何か質問はありますか?」 実はここが、面接で最も差がつくポイントの一つです。面接官が見ているのは、「入社後の働くイメージをどれだけ具体的に持てているか(仕事への解像度)」です。
「残業はありますか?」「有給は取れますか?」といった条件面ばかりを聞くのではなく、「もし私が入社した場合、最初の1ヶ月で期待される役割は何ですか?」「現場で活躍されている方に共通する特徴はありますか?」など、一歩踏み込んだ質問ができると、「本気度」が強く伝わります。
コミュニケーション能力の「本当の意味」
面接官がよく「コミュニケーション能力を重視する」と言いますが、これは「誰とでもすぐ仲良くなれる」「おしゃべりが上手い」という意味ではありません。
ビジネスにおける本当のコミュニケーション能力とは、営業の現場であれ、Webディレクターのような制作の現場であれ、「相手(顧客や社内メンバー)が求めている意図を正確に汲み取り、的確に返す力」です。
面接の場でも同じです。質問の意図を理解し、ズレのない回答をキャッチボールのように返せるか。これができれば、多少言葉に詰まっても全くマイナスにはなりません。
まとめ:飾らない「あなた自身」が最大の武器
面接官も一人の人間です。「一緒にピンチを乗り越えていけそうか」「この人となら気持ちよく仕事ができそうか」という、人間的な相性をとても大切にしています。
自分を過剰に大きく見せる必要はありません。等身大の自分の経験と、これからの熱意を、ぜひあなた自身の言葉で伝えてきてください。応援しています!
次回は、視点を企業側に戻し、「優秀な人材が『辞めない』組織の共通点」についてお届けします。採用した後の「定着」は、どの企業にとっても永遠のテーマです。どうぞお楽しみに!




コメント